COLLEGE MAGAZINE

インタビュー vol.7 吉川 測雄 学科長

「幼児教育学科」の学びの視点を学科長にお伺いしました。

吉川 測雄 幼児教育学科長
COLLEGE MAGAZINE vol.13 Interview vol.7

「幼児教育学科」では二年間を通してどのようなことが学べますか?

幼児教育学科の学生たちは、幼稚園教諭・保育士・ベビーシッター・社会福祉主事任用資格、この4つの資格を目指して日々頑張っています。この学部での学びとして実習を大切にしており、1年生で3回、2年生で2回の計5回実施しています。いわゆるインターンのような、実際の幼稚園や保育園に行って、先生方と同じようなことをさせていただいています。大切なこどもたちを相手にする仕事ですから、「現場」で鍛えることが一番だと考えています。

他とは違う「東大阪大学短期大学部」の取組みはありますか?

7~9人の学生に教員が1人ついて勉強や就職、人間関係のことなど、学生生活をトータルで見守る「アドバイザー制」を導入しています。今までのような大学だと、入学しても担任がいなくて履修登録も体調管理もすべて自分でしなさいという形でした。東大阪大学短期大学部では一緒に履修登録を考えたり、プライベートの話をしたり……1人で悩まず、どんなことでも気軽に相談できる環境を整えています。
卒業してからも、幼稚園や保育園に就職した学生が大学に戻って来て話し合う「ホームカミングデー(卒業生懇話会)」というものがあります。どんなことに困っているのかを聞いて、仕事に役立つアドバイスを行っています。在学中だけでなく、卒業後のケアにも力を入れていますね。

学生たちの目標はさまざまですが、特にどんな学生に来てもらいたいですか?

まず第一に「こどもが好きである」ということ。これが幼児教育の原則です。常にこどもを観察しながら、明るく、にこやかに。次に「コツコツ頑張れる」こと。学校としても、自分自身でやり遂げたという気持ちが起こるような学びを提供していきます。この2つがあれば、在学中の勉強も卒業後の現場でも、こどものために一生懸命やっていけると思います。
ただ、高校の勉強は疎かにしてはいけませんよ。その中にもね、大切なことは沢山ありますから。高校生活を精一杯過ごして、幼児教育学科を目指してください。

それでは最後に、今後の意気込みをお願いいたします。

東大阪大学短期大学部幼児教育学科は、2015年に創立50周年を迎えます。この長い歴史の中で、多くの学生達を世に送り出してきました。
幼児教育の現場はどんどん変化してきています。私たちは常に新しい取組みを行い、世の中の流れに対応したこれからの幼児教育の現場を背負って立つ人材、新しい形の幼児教育者を育てていきたいと考えています。

Professor’s Message

幼児教育の現場に出れば、あなたは「プロ」です。こどもたちも保護者もあなたを「先生」だと思っています。だから甘えは許されません。幼児教育学科では50年という長い歴史の中で培ってきたノウハウを活かしながら、常に新しい取組みも行っています。2年間の学びの中で自ら行動し、経験を積み重ねて幼児教育に関わる「プロ」になりましょう。

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