COLLEGE MAGAZINE

インタビュー vol.5 2013年度 翔愛祭実行委員会を振り返って

大学全体で力を合わせ、作り上げた翔愛祭。今回は、翔愛祭実行委員会委員長と企画長に、翔愛祭にかける想いを伺いました。

学園祭実行委員
COLLEGE MAGAZINE vol.11 Interview vol.5

皆で楽しい翔愛祭を作り上げたい強い気持ち

三木:1年生の時に実行委員会に入って、今年で3年目になります。この2年間、先輩や、昨年の委員長の山下君が頑張っている姿を間近で見てきて、僕の中で「皆で笑いながら、楽しい翔愛祭を作り上げたい」という気持ちが芽生えました。この2年間、学生が集まる会議や、話し合いの場には委員の子たちの「笑顔」っていうのは凄く少なくて。どうしたら「笑顔」が増えるんだろうって考えた時に、「僕が笑顔溢れる楽しい翔愛祭を作ればいいんだ」って。その想いを胸に、委員長に立候補しました。

山下:毎年3月は、先輩から後輩への引き継ぎの時期です。次の委員長を決める時、誰よりも1番「委員長をやりたい」と手を挙げたのは三木君でした。翔愛祭を何がなんでもやりとげてやる!という気持ちがないと、途中で挫折してしまったり、逃げ出してしまったりしてしまうと思うんです。僕も、前回委員長を務めた時に「委員長をやりたい」という強い気持ちがあったからこそ、1年間頑張ってこれたんです。僕は、同じ熱い気持ちを持っている三木君に、委員長をやってもらいたかった。「つまずいたり、壁にぶち当たった時は、僕たちで三木君を支えていこうよ」と、全員が三木君を支えていく気持ちで、正式に委員長が決まりました。

右も左もわからないままスタートした、委員長生活

三木:「楽しい翔愛祭を作りたい!」と思っていても、やっぱり最初は右も左もわかりませんでした。経験者の山下君からアドバイスをもらったり、先生や同級生・後輩に助けてもらいながら、何とかこなしていました。委員長の活動としては、主にお金の管理と近隣の方々への挨拶周りをしていました。

山下:委員長経験者が周りにいると、色々聞くことができて力強いのですが、今年は経験者が僕だけだったので、僕と各部署のリーダーとで、三木君のサポートにまわりました。

ハプニング発生!委員長という役割と責任の重さ

山下:忘れもしない「パンフレット作成」に関する話なんですが、これがとても大変でした。委員会には、”広報”という部署があり、広報の仕事の中にはデザイン、協賛営業、管理など、ひとつのチームとしての役割があります。

三木:ある日、後輩から「クレームがきた!」と知らされ、みんなあたふたしていました。クレームとなると、学生だけでは解決することが出来ないので、先生にも協力してもらい、僕と広報副部長とで謝りに行きました。そしたら、それは”クレーム”ではなく、パンフレットについての質問だったんです。今だから笑い話ですけど、その時思ったのは、”実行委員会の代表”としての責任の重さ。何かあった時は、責任をとるという覚悟が必要なんだと、強く感じました。

こだわったのは、東大阪大学の特色を生かした企画作り。こども達が心から楽しめるものを作る。

山下:各企画を決める時は、その年のテーマにそって考えていきます。今年は「最高の感謝~10th anniversary~」ということもあり、こども達が心から楽しんでもらえる翔愛祭にすることを重点に置き、企画を考えました。例年、親子連れのお客様が多いので、雨天時も楽しめるよう屋内の催しものを充実させました。お化け屋敷は2つ!(こどもでも楽しめる可愛いものと、大人でもびっくりするめちゃくちゃ怖いもの)迷路、コラージュ作り、絵本、ダンスショーケース、アンサンブルコンサートなど、各学科の学生もはりきって準備をしてくれました。また、今年初めて導入した、遊園地やデパートの屋上によくある、遊べる風船の遊具(バルーントランポリン)も人気でした。遊具の中で遊ぶ子供たちが、けがをしないで安全に遊べるよう、必ず委員のスタッフに常駐してもらいました。

3年間の委員会生活で身に着いた「力」

山下:WordやExcelなどのソフトを使って書類を作る機会が増えました。特に、企画長になってからは、企画書を作らないといけないことがあって。その時は、企画書の書き方を1から勉強しました。企画書には、各企画の内容やルールが詳しく書かれていて、あまり翔愛祭のことを知らない人が読んでも1度で理解できるよう作っていきました。

三木:僕は、委員長を1年間経験してきて、初めて気づかされたことがとても多かったです。代表としての責任はもちろんのこと、大学の学園祭という1つの行事に学生や先生等、多くの人たちが協力してくださり、成り立っているということ、大学外でも近隣のお店や会社の協力があって翔愛祭という1日があること。本当にみんなで創り上げる大変さと。達成した後の喜びは、委員長を経験させてもらったからこそ実感しました。

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